1 地下鉄の最寄り駅に向かっていると、私の前を若い男性が歩いていた。右手には大きなバッグ引き、左
手にはスマートフォン。彼はスマートフォンに集中しながら歩いていた。また「歩きスマホ」か。私は彼
を前方に見ながら駅へと急いだ。

2 私には気になることがあった。彼は「点字ブロック」の上を歩いていた。彼の目はスマートフォンか
ら離れない。その時だ。前方から「白い杖」をついた男性が点字ブロックの上を歩いてきた。「危ない。」
男性はまだスマートフォンを見ている。

3 至近距離まで迫った時、男性はスマートフォンから目を離した。彼は2つのことを理解していない。
点字ブロックが目の不自由な人たちにとってどんなに必要なものか、歩きながらスマートフォンの操作
をすることがどれだけ危険か。歩きスマホをしている人の多くは、自分から道は譲らない。「どうせ、
相手がよけてくれる」と思っているからだ。

4 多くの人たちが「歩きスマホ」に道を譲っている。それに気づかずに当たり前に「歩きスマホ」をし
ている人たちがいる。本当に必要な人たちが通る道を歩いている人たちがいる。
