1 駅の階段をおりようとしたとき、高齢の男性が目に入った。その男性は、体を横向きにして両手で手す
りにしがみつくように下りていた。

2 私もまったく同じ姿勢で階段をおりた経験があった。歩道で転倒、骨折し、再度転倒することが恐ろしく
階段を見るだけで足がすくんでしまい、手すりにしがみつかないと階段を下りられなかったのだ。

3 家にずっといれば、転倒の心配はない。しかし、人間は動かないと、動けなくなってしまう。「生きてい
く」ためには「勇気」を出して外に出るしかない。

4 怖くなくなるまで歩くしかない。
