青空の下一緒に歩こう(第3章 初めの三歩 本人と社会との間に・)

1 私は、研修を経て、ある知的障がい者の生活支援施設にガイドヘルパーとして登録された。

 私の担当は佳生(よしき)さん(仮名)という20歳代の男性だ。今日は、よしきさんと初

 めて歩く。事業所からよしきさんの特徴・性格が記載されている情報シートが配布され、何

 度も目を通して、注意事項を確認した。初回は事業所の方が付き添ってくれ、その方のアド

 バイスを聞きながら行動した。

2 私はヘルパーという名前がついているので、何か手助けしないといけないと考えていた。

 ご本人には体のどこかに不自由なところがあるようには見えない。最初は何を助ければいい

 のかわからなかった。

3 事業所の方はいけないことは注意する。それ以外は本人の気持ちに沿うようにしていた。

 何か積極的に手助けをするのではなく、本人の特徴をつかみ、本人の気持ちを尊重し、大き

 声を出したり、列に割り込んだり、社会のマナー、ルールに反することがあれば注意をして

 いた。

4 ご本人が社会のルール、マナーに反しそうになったときに、ご本人と社会と間に入るのが

 ヘルパーの仕事と考えた。「間に入る」といっても判断が難しく、ハードルはかなり高い。よ

 しきさん、「まだ、頼りないけど、これからもよろしくね。」

 

 

 

 

 

 

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