続神の手(不自由になって考えたこと) 

1 レントゲンを見ると、骨折して二つに分かれていた骨が重な

 り合って一つになっている。一か月ぶりにギプスが外れた。嬉

 しかった。

2 この一か月の間、色んなことが見えてきた。もう転倒できな

 いので、歩道をゆっくり歩いていると、自分と同じスピードで

 歩いている人たちがいることに気が付いた。杖をついて歩いて

 いる人、手押し車を押しながら歩く人、車イスを自分で操作し

 ながら進む人。その横を自転車がスマホを見ながら早足で歩く

 人たちが追い越してゆく。いったい歩道はだれのためにあるの

 かと思う。

3 両手の負傷は、生活にも大きな影響を及ぼした。スーパーに

 行って、お金を払ったり、商品をカバンに入れることにも時間

 がかかった。両手に力が入らず、ペットボトルが開けられない

 フォーマルなイベントに出席したときは、ネクタイが結べなか

 った。

4 そんなとき、周りの方が助けてくれた。財布からお金を出し

 てくれ、商品をカバンに入れてくれた。コンビニの店員さんが

 ペットボトルを開けてくれた。ネクタイも周りの方が協力して

 くれた。人間は支え合いながら生きていることを実感した。

5 不自由な身になって感じたことを忘れないようにやっていき

 たい。今度は私が支えられるようにしたい。それにしても先生

 私の願いに向き合っていただき本当に助かりました。そのうえ

 手も元通りに戻していただいて、先生には感謝しかありません

 お医者さんにはあまり会いたくありません(笑)が、今度何か

 あったら先生のようなお医者さんに出会いたいです。

 Y病院のS先生、本当にありがとうございました。

 

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