社会との架け橋になるために

1 彼は満員電車の中でも、背中にリュックを背負ったままです。車内では、「

 背負ったリュックは手に持って周りの方に配慮を」とアナウンスしています。

 アナウンスを聞いても、彼はそれを理解することができません。バッグは背中

 に背負われたままです。

2 通勤客は乗車中はスマホを見ている方が多く、その目が彼に注がれます。「

 バッグをおろしてくれ。」みんなの目がそう言っています。彼には周りの視線

 が届いてもその意味がわかりません。刺すような視線と共に、舌打ちも聞こえ

 てきます。

3 障害があるからといって、何をやってもいいわけではありません。しかし、

 彼らの理解力にも限界があります。そこでヘルパーの出番です。

4 なるべくスマホを操作している人からは離れる。出入口とは反対のドアの近

 くに乗ってもらう。睨まれたり、舌打ちをされた人の近くにはこれからは乗ら

 ない。

 「社会と本人との架け橋」になるために、今日も共に歩いている。

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