好奇な視線(知的②)

1 利用者の方と食事をして店を出ようとしたとき、彼が大きな声で「こっち」と指を

 さした。帰る方向を指し示してくれたのだ。

2 こちらを見て不思議そうな顔をしている2人の男性が目に入った。笑っているように

 も見えた。彼は善意で私に帰る方向を教えてくれた。2人の男性は彼が知的障害者であ

 ることはわかっていないのだろう。ヘルプマークは見えていたはずだ。

3 好奇に満ちた視線は私たちが店を出るまで続いた。正直腹が立った。彼は普通の人

 間だ。そんな好奇の目でみられる対象ではない。家族がそれを見たらと考えると辛か

 った。

4 知的障害者と言われる人は、周りの状況を見て話すことは難しい。その時に思いつい

 た言葉が出てしまうことが多い。外見上は青年に見える男性が「こっち」と言えば滑稽

 に見えたかもしれない。それは彼の精一杯の表現だ。

5 周りの人に少しでも理解してもらえるよう、家族が辛い思いをしないよう、これから

 も書き続けたい。

 

 

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