1 私は、ガイドヘルパーとして利用者さんと地下鉄の車内にいた。平日なのにすい
ている。ただ座席は埋まっていた。
2 彼は車内で、立ったまま寝てしまう。眠ったままふらつくこともしばしばで、特に
満員電車の中では周りの方に迷惑をかけてしまう。
3 車内がすいていると、眠って、そのまま転倒してしまいそうになる。私は彼が転倒
しないよう強くカバンを引っ張った。
4 彼はカバンに「ヘルプマーク」を付けていた。正直彼には座ってほしかった。そう
すれば眠っても転倒の危険はない。周りの人に「ヘルプマーク」は見えていたと思う。
しかし周りからは何の反応もない。
5 「職場」なり、「学校」なり、「地域」なりで、「ヘルプマーク」の意味を周知させ
てほしい。そうでないと、マークを付けている意味がなくなってしまう。
6 電車を降りるまで、私の手は彼のカバンを引っ張ったままだった。
