1 私は、65歳、男性です。ある知的障害者の生活支援施設で「ガイドヘルパー」
をしています。そこで、よしきさん(仮名)という20歳代の男性と出会いました。
2 よしきさんは、その生活支援施設の利用者です。彼はボタンを押すのが大好き
です。バスの降車ボタン、エレベーターのボタンなどなどボタンがあれば必ず押し
ます。電車も好きで、ホームに降りた後も、電車が見えなくなるまで見送ります。
3 知的障害者の移動については、ガイドヘルパーと利用者の2人で歩くことが多
く、私はこれまで多くの時間をよしきさんと共にしました。
4 私は、よしきさんからから多くのことを教わりました。その体験をここに書き残
し、彼に対する感謝を伝えたい。併せて「人と人とが出会い、触れ合うことの素晴ら
しさ」を伝え、そしてそれが「知的障害者」と言われている人たちを少しでも理解す
ることに役立てればこんなに嬉しいことはありません。