魂のヘッドスライディング

1 3月29日、東京ドームで巨人、阪神戦が行われた。それまで1勝1敗。勝ち越しをかけた負

 けられない試合だ。試合は、逆転また逆転のシーソーゲームになった。

2 8回表、阪神が6対6の同点に追いつき、なお2死2,3塁。代打木浪聖也選手だ。2023

 年の日本一に大きく貢献したものの翌年から打率が下降し、昨年からショートのレギュラーも奪

 われてしまった。今年は、キャンプ2軍スタート、オープン戦でも当初は2軍の試合に出ていた。

3 木浪選手は諦めなかった。自分と向き合い、自分を信じて努力を怠らなかった。またそれを見

 ていた人がいた。フルカウント。「打ってくれー。」打球は、1、2塁間のゴロになった。木浪選

 手は1塁ベースに向かってヘッドスライディングをした。2塁手はボールを捕球したものの投げ

 られない。2塁ランナーもホームに突入する。2塁手はボールをホームに投げたが間に合わず、

 2点が入った。木浪選手は1塁ベース上で笑顔で両手を上げる。チームメイトも笑顔とガッツポ

 ーズでそれにこたえた。よかったなあ、聖也。

4 ヒーローインタビューでも緩むところはなかった。「自分を信じて」という言葉が繰り返される。

 自分を信じて、自分を奮い立たせてきたのだろう。ユニフォームは破れていた。熱い想いが伝わっ

 た。努力が報われて本当に良かったと思う。V2に向かってエンジンをかけていこう。聖也、頼むぜ。

 

 

 

 

 

 

 

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