1 4月4日、私は目の不自由な野球友達と神宮球場に向かった。彼のひいきチーム、中日ドラゴ
ンズを応援するためだ。私の愛するタイガースは甲子園で試合がなく、彼と神宮に向かったのだ。
私が先導して、彼が私の肩に手を乗せる。いつもの連結スタイルだ。当日はかなり雨が降ってお
り「安全第一」を心掛けた。

2 当日はラジオ中継がなく、彼には試合の流れがわからない。私が「ボールカウント、アウト
カウント、ランナー、得点状況」を説明しながらの観戦になった。彼は応援歌を歌い、得点シ
ーンでは手をたたいて喜んでいる。まるで試合を目で追っているようだ。たとえ打球は目で追
えなくても、打球音、歓声は聞こえている。彼は心の目で野球をみて、野球を楽しんでいだ。
3 試合中、雨はあがっていたが、ドラゴンズは負けてしまった。彼は本当に悔しそうだ。私もな
んだか悔しい。また来よう。勝つまで来よう。そう約束した。

