エンジェルカップ2026(第32回全日本選抜フロアバレーボール愛知大会)

1 3月8日、愛知県のIGアリーナでフロアバレーボールの全国大会が行われた。北は北海道か

 ら、西は九州までおよそ20チームが愛知県に集った。私はボランティアとして参加した。

2 フロアバレーボールは、以前各地の盲学校で「盲人バレーボール」と呼ばれて盛んに行われる

 ようになり、今では「フロアバレーボール」と呼ばれ、全国レベルの大会が行われるようになっ

 た。フロアバレーボールは、ネットの下をボールが通過する。前衛は目の不自由な人が守る。腰

 をおろし、手をつなぎ、相手コートからのアタックをブロックする。後衛に流れたボールを晴眼

 者がレシーブして相手コートに返す。合計3打で相手コートに返すこと、前衛3人、後衛3人で

 プレーすることは通常のバレーと同じだ。このスポーツの魅力は、年齢、性別、障害のある、な

 しにかかわらず同じコートに立ってプレーできることだ。

3 目が不自由だと言っても、弱視、全盲などの違いがあり、不公平のないように前衛3人は「

 アイシェード」という全く前が見えないアイマスクをかける。後衛は「声掛け」をして、前

 衛の3人にボールの位置を知らせる。「右、一歩」、「左、左」の声が響き合う。「前衛と後衛の

 連携」がこのスポーツの肝だ。

4 コート外では、晴眼者がトイレ、コートへの誘導、荷物の運搬を受け持っている。みなが役

 割を分担して大会は進んでいった。

5 もちろん、勝負には「勝ち」、「負け」がある。このスポーツには勝敗を超えた「希望」があ

 る。初めて出会った人たちが、それぞれの立場で、できる範囲の協力をする。一般社会では、

 それが大切だとわかっていてもなかなかできるものではない。

7 この会場ではそれが自然にできている。それを見ると清々しい気持ちになる。これからもこの

 素晴らしいスポーツを見守っていきたい。

 

Contactお問い合わせ