1 6時40分夢洲(ゆめしま)駅集合
外は真っ暗、午前5時過ぎにホテルを出た。これから地下鉄を乗り継いで万博会場へ向
かう。入場の際には3つの条件が示されていた。①配布されたポンチョの着用②配布され
たビニールリュック➂合唱団であることが一目でわかる首からかけるカードを必ず着用、
所持することである。ビニールリュックは透明になっており、中の所持品がわかるように
なっている。テロ対策などセキュリティのためだ。入場ゲートには金属探知機が準備され
ている。
2 大屋根リング(合唱場所)へ
入場ゲートでのセキュリティチェックのあと、合唱位置に向かった。合唱位置は「ウ
オータープラザ」と「大屋根リング」に分かれており、私の合唱位置は「大屋根リン
グ」だ。
3 寒かった
当日は雨模様で、海がすぐ隣で風も受け、とにかく寒かった。7時過ぎには整列が終
わり、後は「マエストロ」が出てくるのを待つだけだ。
4 空から光が
小雨が降り続いていた。「ワァー」、突然歓声が広がる。雲の切れ間から日差しが差し
込んだ。今世界では依然紛争が続いている。多くの力のない人たちの命が失われてい
る。多くの人たちが希望の光を待っている。この時だからこそ、この歌を合唱する意味
がある。
5 人の望みの喜びよ
佐渡さんはこう言っている。「第九」には、人と人とが手をつなぎ、喜びを目指してい
こうというメッセージが込められている。人と人とが共に生きることが喜びなんだと教え
てくれる。
6 あの青空に向かって
あの青空に向かって、あの青空の向こうまで、声が届くように大きな声で歌いたい。
「生きているだけですごいんだ」
「人と出会うことはキセキなんだ」
「みんな、手をつなごう」
すべて「第九」に教わった。